CLOSING TIME
あらすじ
かつてコンビニ強盗に妻と子供を殺されたシナリオライターの男は、酒に溺れ、女の家を泊まり歩く、自堕落な生活を続けていた。いきつけのバーのマスターの忠告も聞かず、男は毎晩さまより歩き、赤毛の女やエイズ患者の青年などと出会いを重ねていく
この作品の感想を書くにあたって、なぜ私が北村一輝にハマったかという自分語りから始めたいのですが←ええ、気持ち悪いですとも。
それまでの私はどうだったか。俗に言う北村沢村問題で説明しますと、
北村さんと沢村さん見分けはばっちりついておりました。が、どちらが「かずき」でどちらが「いっき」かは混ざっているという。北村さんと沢村さんに特別興味のない平均的日本国民でした。
そんな私が初めてちゃんと視聴した北村作品が「螻蛄」でした。
この時点ではどちらかというと北村さんより「螻蛄」という作品自体が面白く思っていたのですが、
それから数日後、またもや偶然「舞妓Haaaan!!!」を視聴したのですが、
この作品、北村さんの出番は一分ぐらい?の極短なのですが、
北村さんが気持ち悪くて気持ち悪くて素敵なんですwwww
で、「北村一輝って面白いなw」となりまして過去作品を視聴し始めたのですが、
作品を視聴するだけで無く、
こんな誰も読んでないであろう、気持ち悪いだけのブログ←(しかも今更ブログww)を
始めるぐらい北村さんにハマった原因となる作品の一つがこの作品「CLOSING TIME」でした。
(じゃあこれから感想書けよって話ですなw)
肝心の内容ですが、
「久保きゅんは天使」
この一言ですべてが終わります。
この世の天使です。以上です。
っとこれで終わると気持ち悪い自分語りの方が長いやんけ!
という話になるので北村オタ視点の細かい感想を書きますね←当たり前
主人公と様々な男女との出会いと別れを描いたオムニバス形式の映画で、
四編の作品で構成されてます。
そのうちの「LONELY」にエイズ発症したホームレスの青年役でご出演されております。
当然短篇ですが、実質主人公との二人芝居の様なものですので、出番はたっぷりございます。
主人公(深水三章)と女性(安原麗子)が最後のキスをしているところを、
久保きゅんが盗み見るところから始まりますw(どんなシーンやねんww)
女性と別れ、歩き出す主人公を捨てられた子犬のように後を追いかけるのですが、
ついてくるなと邪険にされます。
当然です。久保きゅんってば中身は天使ですが、外見は本物のホームレスですもの。
しかも初登場時は目つきも危ないし。
役作りのために前歯を抜こうとして歯医者さんを困惑させる方ですから、
西成の炊き出しで並んでいても溶けこめる容貌です。
ホームレスっぷりを再現しすぎて静止画でみるとビビりますwww
蘇る金狼の由紀夫ちゃんも小汚いですが、久保きゅんの汚さとは勝負になりません。
あの姿で後ついてこられたら、走って逃げますよww
で、最初はそんな久保きゅんをかなり邪険にする主人公。
しかし「うまいもんおごりますよ。それと酒!」との久保きゅんの一言で警戒はしつつも一緒に行動し始めます←ちょろい奴ですw
しかし、久保きゅんがお金を持っているわけはなく、
お酒と食事(とんかつ)というのは飲食店から出る残飯なのです。
残飯を嫌がりつつも結局久保きゅんの住処である河川敷に持っていって、
二人で一緒に食べるのですが、
ここから、天使が本領発揮いたします!!
とんかつとお酒を本当にうれしそうに楽しそうに主人公に勧める久保きゅん
この地点で外見のことなど忘れ、久保きゅんが可愛くなってくる私←ちょろすぎw
季節は冬、何の仕切りもないため、寒い寒いと言い出す主人公が寝袋は一つしかないかと尋ねます。
久保は一つしかないため一緒に使おうと提案するも「何かされたら嫌だから」と断る主人公。
「何もしない」と言うも主人公に信じてもらえず、
結局極寒の中、寝袋を主人公にゆずる久保きゅん。
で、当然のように使う主人公www
そして、久保に働かないのかと聞く主人公に対し、人のために働きたくないと答える久保。
自分のために働くんだという主人公に対し、あんたはそうだったの?と尋ね返した後、
自分はエイズを発症していること。
しかも母親経由で感染したことを話し、
死ぬのは自分だけじゃないけどと呟いた後、
自分の話はしたくない。楽しめなくなるからと告げる久保。
そして寒さで体を小さくし座る久保と、寝袋に入り寝転んでいる主人公の会話を始めます。
主「寝てたんじゃないのか」←この寒さで寝れるわけないやろ凍死させる気か!?
久「考え事してた」
主「大丈夫なのか、寒くないのか?」←大丈夫なわけないやろ!
久「平気」←天使(涙目)
主「とんかつ食ったもんな」←お前もくったやろ!!
「こっち(寝袋に一緒に)入ってもいいぞ。いいんだぞ」
久「……。寒い。
…生きてるんだよな(涙声) ……おやすみなさい」
という二人の会話と私の心のツッコミが続くのですが、
結局久保は寝袋に入っていきません。
でも主人公が「こっちに入っていいんだぞ。」と言ったとき、
久保がうれしそうに、でもすこしぎこちなくほほ笑むんです。
この表情が本当に素晴らしいんです。
それに私の稚拙な文章ではうまく表現できませんが、
上の会話の間と言い回しが素晴らしいです。
今まで、久保の人生がつらいものであったことがすごく伝わってきます。
で、次の日の朝になり、座りながら寝てしまった久保きゅんに寝袋がかけられているわけですが、
久保きゅんがすごい勢いで震えだします。
震え方に驚いた主人公が病院に連れて行きます。
(勢いすごすぎて視聴者もびっくりですw)
病院から出てきた久保に主人公が「どうだった?」と尋ねると、
お金も保険も無いから怒られたと。
薬を処方してもらうことは出来たが、
自分はエイズを発症しているから、看護婦の安全を考えて注射は断られたと呟く久保。
そんな病院に怒る主人公。
怒りの余り怒鳴り込みに行こうとする主人公を体を張って止める久保。
病人相手に結構な激しさで取っ組み合いをしますwww
手加減しろよwww
その後河川敷に帰り、大丈夫だと言い張る久保に、主人公が入院したほうがいいと勧めます。
「保険証がないから無理」と断ると
保健所を実家から取り寄せろと、そして親兄弟いるのかと聞く主人公に
「無い」と答える久保。
「何もないのか?」との問いに「何もない」と久保。
煙草を吸おうとする主人公に、「何もない」久保が数少ない持ち物であるライターを渡します。
主人公の掌にライターをのせてぎゅっと握ります。
その夜、今度は主人公が久保のためにとんかつとお酒を持ってきます。
しかし、見るからに衰弱して食べられない久保。
見かねた主人公が少し遠いが、自分の家に行こうと誘います。
あったかいベットもあるし、治らなければ自分の保険証使って病院に行けと言います。
主人公がホームレスじゃなかったことに驚き、主人公の思い出を聞きたがる久保。
妻子が殺されたことを話し、すぐにタクシーで家に行こうと久保に言います。
しかし久保は衰弱しているにもかかわらず、
「そんなお金ないでしょ?人に迷惑をかけてはいけない」と断ります。←本当に天使(号泣)
そんな久保に「何を言ってるんだ」と、久保のために怒る主人公。
自分のために怒ってくれることに泣き出してしまう久保。
で、主人公の家に向かうタクシーの車内で、母親との楽しかった思い出を話している最中に久保は亡くなります
ね?天使でしょ?ただの天使さんでしょ?
しかもこの天使ってば年上男性(主人公)に対して弟属性出して来よるんですよ。
上で外見を比較してた由紀夫ちゃんも哲也に対して甘えるんですが、
甘え方があざとかわいい感じがします。←それはそれで大好物で大変萌えるんですがw、
それに対して久保きゅんは、すごいぎごちなく甘えてる感じがして愛おしくなるんです。
「早く!早く久保きゅんに温かい部屋と、
温かいベットと、温かい食べ物あげて!!
はやくぅー!!」(大声)
っとなります。
妻子の思い出から逃げていた主人公が、思い出が沢山詰まった家に帰ってまで、
久保きゅんを助けたくなった気持ちがよく理解できます。
最初はぎょっとした汚い外見ですがそれがかえって、
うれしそうに食べ物をすすめたり、数少ない持ち物を渡したり、厳しい境遇にありながら「人に迷惑をかけてはいけない」という久保を愛おしく感じさせます。
そして、エイズであるが故の辛さ、
つらい仕打ちをすべてを受け入れ許し、
つらい仕打ちを受けた故、人からの好意に対しぎこちなくなってしまっている、
そんな久保を演じる北村さんの演技が素晴らしく、
まんまと大天使北村一輝ハマってしまいましたwwwww
ストーリー自体はよく言えば王道。粗方よめてしまうストーリーです。
そのうえ、尺の都合上ストーリー展開が強引に感じられる部分がありますが、
演者さんの演技力でしっかりカバーされております。
小林監督の撮り方は結構クセがあるので、
好き嫌いが分かれる監督さんかと思いますが、
北村さんに興味がある方には、北村さんの素晴らしい演技と久保きゅんの天使っぷりを
ぜひご覧になっていただきたいです。
っと30分足らずの作品をこんなに長々と語る気持ち悪いブログですが、
本年もよろしくお願いいたします。←今更
夜王 後編
前半では、いかに聖也さんが破格の待遇で描かれているかを力説しましたが、
これと並んでぜひ言いたいのが、聖也さんの個性的なお召し物です。
よく言えばハイセンス?、悪く言えばコントww
松岡さんもDVD特典映像でおっしゃっていましたが大阪テイストがあふれんばかりの衣装です。
余りにも、ストーリー上聖也さんがかっこよくなりすぎたので、
スタッフサイドから与えられたハンデにさえ思えてきます。
まず、ヒョウ柄、とら柄、ホルスタイン柄、蛇皮柄などのアニマル柄のスーツ。
お守り袋のような模様の入ったスーツ、
北村さん曰く「電車のシートの中にいるみたい」とのベルベット?のような生地のスーツ(しかもピンク)
など、まずそこら辺を普通に歩いていてもお目にかかれない、個性的な洋服の数々をお召しになってます。
蛇皮柄なんて最初見たとき、ちまきを包んでる木の皮かと思ったww
ただ最初の方はそう奇抜でもないんですよね。
ラスボス聖夜ですから、聖也派のみなさんと差別化すべくネクタイやジャケットの色などで目立つようにはしておられますがオシャレで収まる許容範囲内。(エステ会社のパーティーでほかのホストの皆さんがブラックフォーマルなのに上下白で結婚式の新郎みたいになってますがww)
ところが三話あたりから急に大阪テイストがさく裂し始めます。
きっと、「この衣装はさすがに無理やろww」っていう衣装でも北村さんが着こなしちゃうもんやから、
「北村一輝マジかwwwww」ってなもんでスタイリストさんが楽しくなったんでしょうな。
(これバンビーノ見た時も同じ事思いました。)
実際、サングラスを何十個と用意されたところからも気合の入れようがうかがえます。
(しかもサイトで値段見たんですけどすごい高いんです)
だって、相手はx聖人様ですよ?インド人であり古代ローマ人テルマエ・ロマエの北村一輝ですよ?
どんな奇抜な衣装でも北村一輝様の完全勝利ですよ。
ええ、完全に着こなしてらっしゃいますとも。
要潤さんが撮影中受けた取材で「本当は聖也派のホストが演じたくて、中でも聖也を演じたかったが、北村さんのハマり具合をみて諦めた」との趣旨のことをおっしゃってたと見て「たしかにあのお召し物の数々を着こなすのは難しいわな」と変に納得してしまいました。
ただ、ホストの物語なので基本的に夜、そして豪華なロミオや四天王が集まる胡散臭いバーなどの室内の場面が多いし、北村さんが服に全く負けずに着こなしてらっしゃるので、見ているこちらもマヒしてきますが、
たまに、日中の野外やホテルのティールームなんかの日常的な空間の映像になると本当に浮いてますww。
恩人の津田様の画廊に上下白スーツに、白の毛皮の全身白のシロクマさんスタイルで、大きな薔薇の花束をもって日中外ロケされてる場面がありますが、
よくこの格好で外歩いたなと本当に笑えます。何回見ても笑えますwwww
しかし、予算の関係上なのかお洋服を結構着まわしてらっしゃいます。
個性的な服が多いからすぐわかるんですよね。
聖也さんのお話はこれぐらいにして、肝心の夜王のストーリーなんですが
まず、ホストとしては規格外の遼介が頼まれてもいないのに、客のプライベートな問題にがんがん首突っ込んで、最後は当然円満に解決する水戸黄門パターン。
そんな遼介に共感するホストが増えていき仲間ができる。
ラスボス聖夜とのナンバーワン争い。
最後はロミオの共通の敵を倒すべくライバル聖夜と聖夜派のホストと共闘。
ロミオ完全勝利。
ってな感じで結構よくある話です。安心して見てられる万人受けするストーリーという感じですな。
まあ、個人的には特に水戸黄門部分があまり好みではないんですよね。
頼まれてもいないのに勝手に首突っ込んで、うまく解決できなくて死ぬほど客にキレられて最後まで許してもらえないとかの方が好きです。
でも、遼介派聖也派の主要ホスト達が全員キャラ立ちしてるのがこのドラマの良い所ですかね。
聖也さん金ちゃんがキャラ立ちしてるの当然として
遼介派の修さんは頼れて優しいお兄ちゃん、夏輝アホで可愛い弟キャラ。
聖也派の蓮は、客を金としか見てない性悪と見せかけて、派閥を統率できる面倒見の良い聖也さん大好きマン。
大河は、粗暴で暴力的と見せかけて、蓮が聖也さんに反抗した時、どうしていいかわからずオロオロする可愛い一面あり。
光は、聖也派に籍を置きながらも、いつ裏切るかわからない信用できない奴のように見せかけて、恩義がある聖也さんに絶対服従。
(特にウケたのが、最終回にロミオが反撃するため聖也さんが六本木のホストクラブに出戻っていた連を連れ戻しにいくんですけど、聖也さんに幻滅していた連は最初迷惑そうな感じなんです。まるでヒモの彼氏が職場まで訪ねてきたキャバ嬢のようです
が、聖也さんが「自分の派閥が動かせるのか?それが出来るのは漣だけだ」と伝えるとうれしそうな顔して速攻で聖也さんのもとに帰ります。ってどんだけ聖也さん大好きマンやねんww
っていうか結構製作者サイドがBL要素ぶっこんでますよねこのドラマ。)
みたいな感じで誰一人被ることなくキャラ立ちしてて面白いです。
が、結果的に脇がキャラ立ちしすぎて主人公が一番影が薄いという残念な結果にww
しかも影薄としてキャラ立ちする程でもない本当に残念な影薄具合。
後、漫画原作だからか、すごい大げさな効果音が動作ごとについていて笑えますw
ただ歩いたり、ジャケットを直したりするだけで「ズッサっ」みたいな感じです。
おまえら、サザエさんところのタラちゃんか!?って感じです。
ところがさすがわれらが北村一輝。
2・5次元どころか二次元に一人だけ実写で放り込んでもまったく違和感が仕事しないであろう特性をいかんなく発揮!!
奇抜な衣装でも大げさな効果音だろうが朝飯前で自分のものにされておりますwww
という感じでストーリーは自分好みじゃありませんが他の要素でドラマはものすごく楽しめました。元々、ストーリーはクソでもお気に入りの場面が一つでもあれば楽しめる人間なので大いに面白かったです。
ただ残念なのが、聖也さんがラスボスだからか、それとも人間味を極力出さないためか、北村さんが意識的に?地声より低い声で演技されており、
地声が高い一輝が無理しているせいかときどきセリフが棒読みに聞こえるのが残念ですね。
夜王(連ドラ) 映像特典
私は、最近北村一輝さんの魅力に気がついたかなりのニワカなもので過去作品は、再放送かソフト化されたものを見るしかありません。
夜王についてはDVDボックスを中古で購入して視聴したので、特典映像が入っているのですが、
普通映像特典って特典ディスクがついているか、最終話の本編ディスクにはいってることが多いと思います。
が、夜王の場合第一巻に映像特典が入ってるんですよ。だから、最初に見なさいってことかと思って本編より先に見てみました。
結果、別に最後で良かったです(笑)
でも見てしまったので先に感想書きますね。
- メイキング映像
- クランクアップ集
- あなたは何王?
- ホストの常識問題
- 制作記者会見
- ノンクレジットエンディングテーマ
- シークレットトラック(サウンドトラックと突撃レポート)
と、たぶんこんな感じの内容です。
各エピソードを北村オタ的においしかったところを書きますと、
まず、メイキング
メイキング+キャストのインタビューという内容です。
主演の松岡さんと北村さんはプライベートでも仲が良いとのことで、お二人の仲睦まじい姿をお見せくださいます。松岡さんが北村さんのことを「お兄ちゃん」と呼んでらっしゃいますが、
松岡さんが北村さんのことをイジってる感じで、しっかり者の弟と甘えん坊のお兄ちゃんという感じです(大変萌えます)
松岡さんに北村さん(っていうか聖夜さん)の衣装をいじられるんですが、共演者の皆さんが見世物のように自分を見てくるといじけるくせに、だんだん聖夜さんの衣装にマヒして
「蛇柄のスーツ、ジャケットだけならプライベートで来ても大丈夫説」を推してくる北村さんが素敵です(笑)
この時の松岡さんのピーコさん風ファッションチェックも面白かったです。
このほかにもメイキングでは北村さんのと松岡さんとだけでなく、メインキャストのみなさんが仲が良い(蓮役の須賀さん達と温泉やカラオケにいったり、4次5次会まで飲みに行ったりしてたそうです)感じが伝わってきます。
クランクアップ集
みなさんかなり撮影が大変だったらしく、北村さんもテンションがおかしくなっていてかわいいです←(なんでもいい)。北村さんの人懐っこい感じが垣間見えますよ。
あなたは何王、制作記者会見
ぼそぼそと話し、尚且つ語尾にいくにつれ声が小さくなり、困ったような笑顔で質問に答える北村一輝を母親のように見守る映像です(笑)
ホストの常識問題には出てらっしゃいません。
個人的においしかったのが、シークレットトラックの突撃レポートでした。
聖夜派のホスト君がキャストにインタビューしていくのですが、
出番は少しですが北村さんが
聖也さんの服を借りた横山やっさんでした!!!!
「聖也さんってば大阪のお店に入店した時はこんな接客してたのね」と脳内再生出来て笑えます。
と、こんな感じで北村オタ的には大満足な特典映像でした。個人的にボックス買って悔いなしです。
ちなみに、中古品でしたが付属品のブックレットとトランプもちゃんと入ってる商品でした。
が、このトランプが「小っさっ!!!人形用かい!!???」てな出来栄えでいっそいりませんでした(笑)
蘇る金狼1・2
あらすじ
磯川製薬の工場建設のため、秘密基地を潰された幼い頃の朝倉哲也と桜井由紀夫。
20数年後、磯川製薬で働く哲也の姿があった。
昼は真面目で地味なサラリーマンとして働く哲也であったが、実は磯川製薬の巨大資本の乗っ取りを企んでいた。
哲夫は由紀夫に加え榎本ルリ子と仲間となり、資本乗っ取りのため磯川製薬の「人魚の臍」というプロジェクトについて調べ出すが…。
朝倉哲也 真木蔵人
桜井由紀夫 北村康(北村一輝)
榎本ルリ子 吉瀬美智子
有名な作品らしく、何度か映像化されています(松田優作さん主演の映画が有名ですよね)。
北村一輝さんは1998年の作品ですので、改名前北村康で出演しておられます。
哲也(主人公)の幼馴染役ということでクレジットでは準主役の扱いですが、1と2に分かれている本作の1にはほとんど登場しません(笑)
2に1を五分ほどに編集したおさらいがついている親切設計になっておりますが、その5分で1の出演分がほぼ収まってます(笑)
で肝心の北村さんの役柄ですが、この時期によく演じられているエキセントリックなやばい奴です。
まずアル中です(笑)。初登場シーンがトイレ(しかもわざわざ女子トイレ)の床で寝そべっておられます。無精ひげを生やしており服もヨレヨレで、歩き方もよろついてまっすぐ歩けません。言動にやる気と気力がまったくなく、人を殺めるときでさえ淡々としていて興味がなさそうな顔をしている無気力系ヤバイ奴ですが、
狂気というよりも、甘えたような話し方や行動が、大人になり切れていない子供のような感じがして、怖いよりもどこか可愛らしい感じになってます。
が、由紀夫ちゃん可愛いくせしてやることはえげつない(笑)
- 虹彩認証のセキュリティがかかってる磯川製薬の研究所に侵入するため、関係者の目玉をくりぬく
- 一応仲間であるルリ子を平気で殺す
- 情報を聞き出すため、関係者(小石川先生)をちょっとずつ血を抜いて殺す
と、こんな感じです。
ただそうかと思えば、役目が終わった目玉にお礼を言ってみたり、
自分が話してる間に小石川が死んでしまったことに気がつきちょっと驚いてみたり、ちょいちょい可愛らしさを挟んできます。
で、こんな無気力系な由紀夫ちゃんですが、唯一哲也が絡んだときは違います。
- 二人で部屋にいるときは甘えん坊口調が5割増し。
- ルリ子を殺したことを哲也に責められた時は、泣きながら「らしくない」と駄々っ子のように反論。
- 哲也が生きていて自分を探してくれていることを知ったときは、うれしくて半泣き。
最初は友達というより、哲也がしっかり者のお兄ちゃんで、由紀夫ちゃんがお兄ちゃん大好き甘えん坊の弟のようだと思っていたんですが、
途中から「え!?好きなん?由紀夫ちゃん哲也が好きなん??」
「何!?お前らできてんの?両想い?」とあらぬ思いを抱きます
だってねー、ルリ子を殺したことで哲夫と由紀夫ちゃんが喧嘩するんですけど、拗ねた由紀夫ちゃんが出て行ったことで冷静沈着な哲也が暴走するし(真木さんの演技があれなんで私にはそうは見えませんでしたが、1のおさらいでナレーションがそう解説してた)
哲也にとってルリ子は特別っぽいのに、殺した由紀夫ちゃんを割とあっさり許してますし。
利用するために近づいた会社の女には役目が終われが冷淡な哲也が、身代わり立ててまで由紀夫ちゃんを守るし、
すべてが終わった後も由紀夫ちゃんとはこれからも一緒に行動する感じなので、ただ利用したようには見えないんですよ。
なんだかんだ、哲也も由紀夫ちゃんのこと特別扱いしてて、そういう風に見えてくるんですよ
しかも、冗談っぽくですがルリ子が哲也に対して
「あんたホモなんだ。あのアル中(由紀夫ちゃん)とデキてるんでしょ?」との発言がありますwwww
何やねん。これって結局BLかよ←違
ほかの見どころとしては、演者三池さんですね。
ドコモさんの演技を初めて拝見したのですが、私は三池さんの演技大好きです。ドコモさん出演の作品って結構たくさんあるみたいなんで他の作品も見てみなくなりました。
それと、吉瀬美智子も出演されてますが、吉瀬さん今の方が若くないですか?
現在の吉瀬さんの方が洗練されていて素敵です。
作品全体としてみると、話のスジとしては結構先が読めてしまいますし、同原作の他の作品と比べてあまり評価されていませんが私は結構楽しめました。
コワイ童話「人魚姫」
あらすじ
童話を現代風にアレンジして、残酷性や猟奇性を描いたサスペンス・ホラー作品
ファッションヘルス『人魚の館』にいた早川潮は、足が不自由で口も聞けない不思議な美女。そんな彼女と出会い、鱗を手に入れた3人の男性は、幸せを手に入れる。しかし、彼女は「三度目の満月の夜に奇跡が起きるから、それまで私を裏切らないで。」と約束させる。だが、そんな彼らに悲劇が襲い掛かって来て…。(Wikipedia先生より)
この作品は四話完結で、三人の鱗を手に入れた男性の潮との馴れ初め(?)を一話ずつと
最後は三人そろって潮に復讐しようとする話になっております。
北村さんは鱗を手に入れた三人の男のうちの一人、サラリーマン中島敦役です。
全く仕事が出来ずリストラ寸前の中島は、上司(社長のアホ坊でゲイ)に目を付けられ、
仕事ではパワハラに近い𠮟責を受け、社内メールでトイレ呼び出され肉体関係を強要される。
ある日、偶然すれ違った潮に一目惚れした中島は、潮の勤務先に客として訪れつき合ってほしいと告白。一度は断られるが、上司にボコボコに殴られた日、偶然再会した潮に不思議なヒレを食べさせられた中島は仕事も恋愛も絶好調。
しかし自分から離れていく中島が許せず、ストーカーとなった上司に罠にはめられ、中島は潮をあきらめると言ってしまい、潮は中島を守るため上司を殺害。目の前の出来事に動揺し潮を責める中島に潮は裏切られた感じ、潮はその場から消え中島は上司殺しにされ復讐を誓う。
北村一輝さんの感想ですが、
まずこの中島きゅんは、泣き虫、弱虫、意気地なしと三拍子そろった根性なしです。
「30分番組で何回泣くねん?」ってぐらい泣いてます。
まず潮に告るときは「僕とちゅきあってください!!」と声が裏返り赤ちゃん言葉w
「僕たち運命だと思うんです」とまくしたて(もちろん裏声)、
「女の人に愛されたことが無いんですぅううう」と自分は孤独だと潮のひざに縋りついて泣くw
潮との出会いでちょっと勇気をもち上司に意見をするが、ボコボコに殴られ帰り道に一人で潮に会いたいと泣くwそこに偶然潮が現れまた泣くww
中島きゅんに彼女ができたことを知った上司が、潮と自分の彼女と4人で食事をしようと言い出すが、もちろん気が弱いため上司の誘いを断れず、食事に行くと上司が潮を口説くため、中島きゅん上司にキレて席を立つが、
「もうダメだ…。あんなこと言っちゃって」と言いながら報復を恐れて辞表を書きながらシクシク泣くw
潮のヒレの効果で食事の件での報復は無かったどころかいきなり出世!仕事もうまくいき絶好調!!しかし嫉妬した上司が潮と同棲中の中島君のお宅訪問、動揺した中島君が自分と上司の肉体関係をばらされと思い「僕とのこと聞いたんだぁあああ(´;ω;`)(裏声)」と両手で顔を覆って泣くww
と、北村一輝の泣き方欲張りセットです。そこらの女よりよっぽどかわいいですw
しかも上司に殴られる時も、押し倒されて肉体関係を迫られる時も中島きゅんってば全く抵抗しないんですよね。されるがままです。上司に耳に息吹きかけられた時の反応も完全に女子です。
上司が中島君を油断させるため今までのことを謝るんですけど、
「お前見るとつい…。」って言ったとき、「うん!わかる(゚д゚)(。_。)」と心底同意しましたww
変態上司でなくともいじめたくなりますし、潮でなくてもよしよしヾ(・ω・`)ってしたくなります。
北村さんの高めの声と猫背が絶妙に中島きゅんとあっていて素晴らしいです。
キモ可愛い中島きゅんだけでも大満足ですが、
後日、復讐するため潮にナイフを向けるときはいつもの北村さん(?)でしたし、一つで二度おいしい作品です。
ただ、目の前で恋人が上司を殺したら(しかも笑顔でw)、動揺するし、恋人に引いて責めるのも当たり前だと思うんで、あれで裏切られたと殺人犯に仕立てられるのは、中島きゅんがかわいそうな気がします。
北村さんだけでも見る価値ありますが、ドラマ自体も結構面白いです。
変態上司、見るからに怪しい占い師、やけにリアルで物騒な効果音、結構大きくて食べ応えがありそうなヒレなど面白いですし、
共演者の方も演技がお上手です。
DVD化されてないためVHSしかないのが残念です。