映像作品感想ブログ

俳優北村一輝さんの作品の感想ブログです。ネタバレなどお構いなしに書いてます。ご注意ください。

コワイ童話「人魚姫」

 

 あらすじ
童話を現代風にアレンジして、残酷性や猟奇性を描いたサスペンス・ホラー作品
ファッションヘルス『人魚の館』にいた早川潮は、足が不自由で口も聞けない不思議な美女。そんな彼女と出会い、鱗を手に入れた3人の男性は、幸せを手に入れる。しかし、彼女は「三度目の満月の夜に奇跡が起きるから、それまで私を裏切らないで。」と約束させる。だが、そんな彼らに悲劇が襲い掛かって来て…。(Wikipedia先生より)
この作品は四話完結で、三人の鱗を手に入れた男性の潮との馴れ初め(?)を一話ずつと
最後は三人そろって潮に復讐しようとする話になっております。
北村さんは鱗を手に入れた三人の男のうちの一人、サラリーマン中島敦役です。
全く仕事が出来ずリストラ寸前の中島は、上司(社長のアホ坊でゲイ)に目を付けられ、
仕事ではパワハラに近い𠮟責を受け、社内メールでトイレ呼び出され肉体関係を強要される。
ある日、偶然すれ違った潮に一目惚れした中島は、潮の勤務先に客として訪れつき合ってほしいと告白。一度は断られるが、上司にボコボコに殴られた日、偶然再会した潮に不思議なヒレを食べさせられた中島は仕事も恋愛も絶好調。
しかし自分から離れていく中島が許せず、ストーカーとなった上司に罠にはめられ、中島は潮をあきらめると言ってしまい、潮は中島を守るため上司を殺害。目の前の出来事に動揺し潮を責める中島に潮は裏切られた感じ、潮はその場から消え中島は上司殺しにされ復讐を誓う。

北村一輝さんの感想ですが、
まずこの中島きゅんは、泣き虫、弱虫、意気地なしと三拍子そろった根性なしです。
「30分番組で何回泣くねん?」ってぐらい泣いてます。


 まず潮に告るときは「僕とちゅきあってください!!」と声が裏返り赤ちゃん言葉w

「僕たち運命だと思うんです」とまくしたて(もちろん裏声)、

「女の人に愛されたことが無いんですぅううう」と自分は孤独だと潮のひざに縋りついて泣くw


 潮との出会いでちょっと勇気をもち上司に意見をするが、ボコボコに殴られ帰り道に一人で潮に会いたいと泣くwそこに偶然潮が現れまた泣くww


 中島きゅんに彼女ができたことを知った上司が、潮と自分の彼女と4人で食事をしようと言い出すが、もちろん気が弱いため上司の誘いを断れず、食事に行くと上司が潮を口説くため、中島きゅん上司にキレて席を立つが、

「もうダメだ…。あんなこと言っちゃって」と言いながら報復を恐れて辞表を書きながらシクシク泣くw


 潮のヒレの効果で食事の件での報復は無かったどころかいきなり出世!仕事もうまくいき絶好調!!しかし嫉妬した上司が潮と同棲中の中島君のお宅訪問、動揺した中島君が自分と上司の肉体関係をばらされと思い「僕とのこと聞いたんだぁあああ(´;ω;`)(裏声)」と両手で顔を覆って泣くww
と、北村一輝の泣き方欲張りセットです。そこらの女よりよっぽどかわいいですw


しかも上司に殴られる時も、押し倒されて肉体関係を迫られる時も中島きゅんってば全く抵抗しないんですよね。されるがままです。上司に耳に息吹きかけられた時の反応も完全に女子です。
上司が中島君を油断させるため今までのことを謝るんですけど、

「お前見るとつい…。」って言ったとき、「うん!わかる(゚д゚)(。_。)」と心底同意しましたww
変態上司でなくともいじめたくなりますし、潮でなくてもよしよしヾ(・ω・`)ってしたくなります。
北村さんの高めの声と猫背が絶妙に中島きゅんとあっていて素晴らしいです。

キモ可愛い中島きゅんだけでも大満足ですが、
後日、復讐するため潮にナイフを向けるときはいつもの北村さん(?)でしたし、一つで二度おいしい作品です。

ただ、目の前で恋人が上司を殺したら(しかも笑顔でw)、動揺するし、恋人に引いて責めるのも当たり前だと思うんで、あれで裏切られたと殺人犯に仕立てられるのは、中島きゅんがかわいそうな気がします。

 

北村さんだけでも見る価値ありますが、ドラマ自体も結構面白いです。

変態上司、見るからに怪しい占い師、やけにリアルで物騒な効果音、結構大きくて食べ応えがありそうなヒレなど面白いですし、

共演者の方も演技がお上手です。

DVD化されてないためVHSしかないのが残念です。

 

コワイ童話「シンデレラ」 [VHS]

コワイ童話「シンデレラ」 [VHS]